2 0 1 0 年 東 北 秘 湯ソ ロ ツ ー リ ン グ レ ポ ー ト
東北には「秘湯」と呼ばれてる素晴らしい温泉が一杯ある。
今までに行きたいと思っていたが、なかなか実行出来ず・・・・・・・。
何時までも元気で居れるか分からない・・・・・・・・。
出来る時にしておこうと、今年は意を決して行動に移した。
8月13日
午前中はお墓参り、午後から法事を済ませさっさと支度を終え16時半には自宅を出る。
17時に小矢部川SAで待ち合わせの9684さんと合流。
ピッカピッカのBMW S1000RRだ(恐ろしいバイクですがな)。
この先雨が予想されるので、しょっぱなから合羽着用(雨男の始まり)。
上越で9684さんと別れ、新潟港を目指す。
20時半に新潟港に着。法事で出た笹寿司を持って来たので、ロビーにて食す。
出航の23時半まで時間があるので適当に過ごしてると、予定より30分早くにフェリーが入港。
最初にトレーラーの積み込みが始まり、そのあとバイクの乗船。直ぐにお風呂に入って一人宴会。
後は5時50分の接岸までおねんね。
8月14日
予定より20分ほど早くに接岸。バイクに戻るとフェリー内はかなり空いてた。
外を見ると雨は降ってないが路面は濡れてる・・・・
さぁ~、いよいよツーリングの始まりだ。
まず目指すは男鹿半島。いかにもここらしいなまはげだ。
男鹿半島を時計周りで入道崎へ。ここからポツリポツリと落ちて来た。
なまはげライン経由で寒風山へ。、もう完全に雨だ。展望台に上がってもしょうがないでしょ。
大潟富士。日本一低い山(非公認)で高さは3.776メートル。頂上が海抜0メートルらしい。
この辺りやたらと長い直線が多かった。
R101を北上し前々から行きたいと思ってた「不老ふ死」温泉へ。ここでは夕陽を眺めながらの入浴が最高だがそれは無理ってもん。
内湯でまずは掛け湯を済ませてから、また着替えて露天へ向かう不便さだ。オマケに露天には更衣室がない。屋根すらないので今日
のような雨降りでは、脱いだ洋服がビショ濡れに・・・・・。一応貸し出しの傘はあるのでそれだ覆うのだが、服を着るのもこれまた大変。
この辺りはもう少し客の事を考えて、せめて屋根くらいは設けて欲しいな。お湯は茶褐色でタオルを暫く使うと茶色に染まってしまうほど。
ちょっとぬるめだが、夕陽を眺めながらのんびり入るには最高だろう(フロントのおねえちゃんは結構可愛いかった)。
R101を更に北上し途中から広域農道へ入るが、これが県道12号のバイパスみたいな感じなんだけどガラ空き。高速並に走れます。
途中十三湖の「中の島ブリッジパーク」で名物のしじみラーメンを食す。ちょっとしじみの味は薄いかな? が、まぁまぁ美味かった。
R399から竜泊ラインで竜飛を目指す。この辺りから路面も乾き出し、気持ち良く走れた。
13時前には竜飛に到着。初めて見る階段国道。以前来たときには無かった。
「青函トンネル記念館」の見学には待ち時間+往復で1時間半かかると言われたので今回は断念。
早くお風呂にも入りたかったので酸ヶ湯を目指す。
酸ヶ湯温泉に着いてまず男性専用内湯へ向かう。
有名な「千人風呂」は湯につかるだけで、シャンプー等を使って身体を洗う事が出来ない(蛇口も無いし酸性が強いから)。
汗を綺麗に流して、ちょっと休憩をしてからいざ混浴へ!!
って、女性は居ませんでした・・・・・。 でも、木造の浴場は素晴らしい雰囲気を持ってるし、お湯もなかなか良い。
源泉をちょっと舐めてみたが、頑固にすっぱい。
風呂上りに一杯呑みながらmixiを書いてると夕食が運ばれて来た。ここは基本的に全てが部屋食で、味噌汁はカセットコンロに乗せられて
運ばれ、各自が好きな時に暖める。食事は素朴だが結構美味い。勿論米も美味い。
ちょっと呑みすぎてしまい20時には爆睡。で23時に目が明いたのでまたお風呂に入って来た。
おばちゃまが前だけをタオルで隠し、湯船の中を往復してた・・・・・・。
建物は築70年と古いが、綺麗に掃除されてるので不快感は全く無い。かえってこのほうが湯治場の雰囲気を味わえるので私は好きだ。
5時前に目が明いたので朝風呂へ行ったが、目を覆いたくなるような光景が・・・・・・。
7時から食堂でバイキング形式の朝食。品数は少ないが味は良かった。
8月15日
準備を済ませ8時少し前には宿を出る。雨は降ってないがまたまたウェットだ・・・・・・。
R103、R102十和田ゴールドラインを南下。途中の奥入瀬渓流は前日からの雨で茶色に濁っていた。
途中から雨が降り出し合羽着用。十和田湖もちょっと立ち寄っただけ。
ここから小坂ICに抜ける「樹海ライン」は素晴らしい。路面は綺麗だし交通量も少ないので好き勝手に走れる。
今回のツーで一番素晴らしい道だろう。雨降りだったのが悔やまれる。
ここから八幡平アスピーテラインを目指す。が、山頂付近は視界10メートルくらい・・・・・オマケに時折強く振る雨。
来るんじゃ無かったと思うこかもしれないが、東北では一番高所に沸く「藤七温泉」にどうしても入りたかった。
ここのお湯は乳白色をもっと濃くした色で、過激な言い方をすれば泥水みたいな色。味はそんなにしなかった。
ここのオヤジが作ったらしいが、お世辞にも綺麗とは言えない。しかし、晴れていれば素晴らしい景色が見れるはず。
混浴脱衣所の入り口には・・・・・・ 負けた・・・・・・・。
藤七温泉を後にし、次はこれまた超有名な「乳頭温泉」へ。
この建物もこれまた雰囲気十分。中を見れないのが残念(宿泊棟です)。
ここのお風呂は丁度良い湯加減。源泉が何処にあるのかと探したら、プクプクと泡の出てる場所が数箇所あるので手を当ててみたらかなり
熱かった。湯底から湧き出てるんですね。
ここでは20代半ばの女性が3人ほど入っていたが、みんな飲み屋風のおねぇちゃん。それに何故かあっち風のあんちゃんが一緒。
「われ、わしの女の裸を見たやろ!!」っていちゃもん付けるタイミングは計ってるようで、なんか嫌な雰囲気だったな。
今日4回目のお風呂と、雨天走行で疲れたので田沢湖にちょっと寄りルートインを目指す。
宿で汗と雨でグチャグチャになった身体を綺麗にし、一杯呑んで撃沈・・・・・・。
8月16日
この日も朝から雨・・・・・・。
蔵王へ向かう予定をしてたが、もうこれ以上雨の峠を走りたくは無いので、晴れが多少期待出来そうな吾妻磐梯スカイラインへ。
途中から雨も上がり、福島方面には青空も。ウキウキ気分でフルーツライン経由で向かうが、途中から雲行きも怪しくなり山頂付近
ではまたもやガスがかかり視界不良に。
浄土平駐車場で少し休憩し、R115を南下し猪苗代磐梯高原ICから高速に乗り18時30分に無事帰宅。
今回のツーでは6割が合羽着用で、4割位は雨天走行。ホントお天気に悩ませられたツーだった。
でも、長年行きたいと思ってた「秘湯」に4箇所も入れたって事では大満足だ。
また機会を作って、今度は乳頭温泉で宿泊したい。
こんなツーが出来る環境と、自分の体力に感謝だ。
全走行距離 1819km